ヒミズとでんがく氏

映画ヒミズを見たいと彼女に言ったらまず漫画が読みたい、とのことでヤフオクで全巻購入し、見せた。
そしたら案の定ラストに納得いかず、憤っていた。読んで損した、やりきれない。彼女の感想はそのまま多くの人の感想を重なることだろうと思うんだけどどうだろうか。
連載当時、この漫画に魅せられていた自分も同じ感想を持った。こういった状況をどうやって打開してくれるのだろうと期待していたのであった。それであの最終回を迎え、やりきれないこの思いを誰かと共有したかった。
で、そのことについてでんがく氏と話したのであった。
そしたらでんがく氏はなんてことない感じで「あんなもんでしょ」といった感想だった。まあそうだけどでもさあという感じでもやもやはまるで晴れないどころか自分だけがそんな期待してたのかと余計もやもやしてしまった。
そんなでんがく氏は数年後自ら命を断ってしまった。なんかそのときのやりとりが忘れられなくて、ヒミズと言えばでんがく氏を思い出す。
映画版はそんな自分のもやもやを解消してくれると期待している。また期待しているのだ。
近々見に行こうと思っています。